CINEMA4D用のレンダラーであるOctaneを使用してVR用コンテンツをレンダリングする際の手順をまとめます。
・シーンの構築
従来のコンテンツと違い、全方位が見えるようになりますので、見える範囲をよく考えてオブジェクトを配置していきます。
必要であれば、壁等を配置して視覚を制限する必要もあるかと思います。
・カメラの設定
シーン内にOctaneのカメラを配置します。
カメラタグを選択し、
Stereoタグの設定を行います。
カメラのタイプを、「panoramic」にします。
立体視タイプを「Over-under」のします。
これで、レンダリングの画像はパノラマの上下になります。
・レンダリング設定
レンダリング設定は、解像度を4K(3840×2160)にします。
フレームレートは30fpsで良いと思います。
レンダリングエンジンを「Octane」を選択するのを忘れないように。
私の場合は、PNGシーケンスで書き出しを行います。
・動画化
AfterEffectsを使用します。
レンダリングしたPNGシーケンスを読み込みます。
書き出しの設定で、「VRビデオとして処理」のチェックを入れます。
フレームレイアウトは「立体視-上/下」を選んでおきます。
これで、mp4に3DVRであるという情報を持たせてくれます。
360°映像と、3D映像の一番の違いは左右の視差による奥行き感です。
これにより、立体感のある映像による臨場感のある体験が可能になります。