クラウドソーシングで受注率を上げる工夫

制作

先日、「バイキング」という番組の中で「クラウドソーシングで最大月50万円稼ぐ」という女性が紹介されておりました。
稼ぐコツについて、いろいろ話されておりました。(その方の主な業種はライターでした)
私もランサーの一人で、業種が少し違っていますが、受注をもらうための考え方や行動は共通する部分が大いにありました。
そこで、今日は「CGクリエイター」「映像クリエイター」として、受注を頂くために心がけている事を簡単にまとめてみたいと思います。

まず、クラウドソーシングならではの留意点として
・パソコン(ネット)が使えないとダメ
・データでのやり取りが主になる(フォーマットの知識が必要)
・コミュニケーションはメッセージが基本
・実際のFace to Faceではないので、お客様も不安です
これは、お客様に細かく教えてあげられるレベルの方が望ましいと思います。
「xxxができない」という質問を頂いた時に、簡単なドキュメントを作成して送れるくらいのつもりで用意しておいたほうが良いです。お客様に少しでも安心してもらえる環境を提供できるように気配りできれば良いと思います。

さて、続いて「CG制作/映像制作」での仕事に関連する事項を順に列記していきます。

ネットワーク環境を整える
動画はファイルサイズが大きくなります。そこで、ファイルのやり取りは、クラウドストレージの利用が必須になりますので、それらが使える環境(ネットワークの速度等)を整えましょう。
最近は光回線も比較的安価になっていますので、無線よりも有線(光)が良いと思います。

お客様の環境を把握する
映像編集をされる方、Webで配信される方、視聴確認のみ、では映像のコーデック、解像度、ビットレートは随分違いますので、事前に確認しておくほうが「見れない」「使えない」のトラブルが避けられます。
もちろん、Mac・Windowsの違いも把握する方が望ましいですし、後工程で編集が含まれる場合は、編集のアプリケーションの種類・バージョンも確認しておきます。
お客様の環境に最適なフォーマットがご提案できればよりご満足頂けると思っています。
コーデック、フォーマットの違い・特性については、日々勉強ですね。

ビデオコンテを作る
絵コンテではなくビデオコンテを使います。
絵コンテでは動きや流れが表現できない事がありますので、解像度を低くしても動くビデオコンテを作成するようにしています。
ただ、これにあまりに時間をかけてしまうと本末転倒ですので、時間をかけすぎない程度のクオリティでご提示します。画質が大きく変わる場合は、本番クオリティの静止画を何枚か用意することでイメージを掴んでもらいやすくなります。

見積もりを同じタイミングでイメージプレビューを提示する
金額を提示する際に、作業内容の説明は行いますが、その際にイメージプレビューを添付します。
デモリールや過去作品の提示はもちろんですが、その案件に対して自分ならどんな事ができるのかイメージできる映像を添付することで、お客様のイメージがより具体的になります。
そのイメージに対して修正やご要望を頂ければ更に受注率は上がると思います。

文言は丁寧に
メッセージでのやり取りが主なコミュニケーションになりますので、必要以上に丁寧に文章を作るようにします。その際に、的確・簡潔な表現が出来るように心がけています。(これが難しいですが)

メッセージの返信は素早く
メッセージをもらった場合に、素早く返信します。
「内容確認しました」という趣旨の内容だけでも、十分ですし、その内容に対して、いつ対応出来るかを連絡するとお客様も安心できます。
実際の制作物を24時間以内に送ることは出来ませんが、ひとまずいつになるかを明確にしておくことは、安心・信頼につながります。

大まかに以上のような内容です。
こう書くと、別段変わった事をしている訳ではなく、「仕事」としてどんな業界の方でも当たり前にしている事なのですが、「当たり前」を「当たり前」にすることが信頼につながるのだと思っています。
それぞれについての具体的な手法・手段については、将来的にセミナー等でご紹介できたら良いなと考えています。その際は「ランサーズで年間X00万円稼ぐ方法」とかにしましょうか(笑)
私のような地方在住のクリエイターは、いくつかの収入源を持っていることが安定につながりますし、収入の安定は、事業の成長にも必要なことだと思います。
何かのご参考になれば幸いです。

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