Octane Renderは物理演算を行うレンダラーとして実に優秀で、GPUを使用しますので高速に描画してくれますので、うちでもフルに活用しています。
小物や機械系のレンダリングではスタジオや屋内のHDRIを使用していますが、屋外のレンダリングでは空気やカスミ・霧などの表現が要になります。
fogボリュームを使用する方法がデモのサンプルファイルにありますが、大きな規模の霧を用いたい際の方法としてDaylightタグを使用するをまとめておきたいと思います。
まず、樹木の生えた起伏のある地形を用意します。
Octane Live Viewer の objects メニューから Octane DayLightを追加します。
Daylightタグを選択し、Medium タブを選択します。
Add fog ボタンをクリックし、
追加された Scattering Medium をクリックして詳細を開きます。
Absorption を FloatTexture に変更し、Floatの値を 0 にする
Scattering を FloatTexture に変更し、Floatの値を 1 にする
Invert Absorption のチェックを外します。
Density を 0.01~0.05くらいの範囲にしておきます
上の階層に戻り、
Thickness の値霧の濃度を調整します。
Thickness 200